■ タイトル ■   ひまつぶし   トランプを使った「フリーセル」と「スピード」のセットです。一粒で2度   おいしいです。 ■ 作者情報 ■   岩崎秀彦(iwasaki@ncc-net.ac.jp) ■ 動作環境 ■   動作機種:ワンダースワン    OS  :FreyaOS 1.0.3    BIOS :FreyaBIOS 1.0.0   メモリ :プログラムエリア 37KB + 3KB        ワークエリア   128B(設定/成績保存ファイル)         その他,カードの初期配置データやクリア手順を保存する         ためにワークエリアの空きが必要になります。    ※ 実行ファイルはLSI-Cでコンパイルしてあります。 ■ 収録ファイル ■   hima.fx    プログラム本体の実行ファイルです。プログラムエリアに転送して実行します。   01941.fx,11982.fx,30003.fx    フリーセルのカード配置データファイルです。ファイル名がWindows版フリー    セルの問題番号に対応しています。ワークエリアに転送しておくと,これらの    問題のカード配置でプレイできます(転送しなくてもゲームはできます)。   stepview.fx    クリア手順を保存したファイルの内容を表示するためのツールです。プログラム    エリアに転送して実行します。クリア手順を保存したファイルがない状態では    実行できません(転送しなくてもゲームはできます)。   src内のファイル    ソースファイルです。LSI-CならそのままMAKEできると思います。 ■ コンセプト ■  ちょっとしたヒマつぶし。気軽にプレイ,気軽に中断。   通勤電車に乗っている間のヒマな時間を持て余していたので,前述のコンセプト  で作ってみました(注1)。あと,Wonder Witchに慣れることを目的に。   ただ,これだけだと何の特徴もないので,世のフリーセルに情熱を燃やしている  アツい方々(注2)を,多少なりとも支援できそうな機能も追加してみました。フリー  セルに燃えていて,なおかつWonderWitchのユーザである方がどのくらいいるのかは  わかりませんが。   注1 作ること自体がヒマつぶし(注3)だったような気が...   注2 gooでキーワード「フリーセル」を検索したらいろいろ見つかりました。      解決不可能なパターンがあるなんて,その時初めて知りました。      「11982」って「世界的に有名な番号」だったのか。   注3 実際,スパロボCOMPACT2の第三部が発売された今となっては,      スパロボのみをひたすらやり続ける(注4)自分の姿しか想像できません。   注4 30過ぎても通勤電車でスパロボやってるオレっていったい... ■ アピールポイント ■   Windows版フリーセルの難解ナンバーに,いつでも挑戦できます。カードの  配置を手入力する必要がありますが。また,「せっかくクリアできたのに手順を  思い出せない」という人のために,クリア手順を再現することもできます。   それらの機能をあとから追加していった結果,スピードはただのオマケに  なってしまいました。なんてこったい。 ■ 使用方法(操作説明) ■   hima.fxをワンダースワンのプログラムエリアに転送し,「ひまつぶし」を起動  してください。起動するとタイトル画面が表示されます。   なお,Windows版フリーセルの問題#1941,#11982,#30003をプレイする場合は,  01941.fx,11982.fx,30003.fxをワークエリアに転送しておいてください。 ○ タイトル画面  ここでは,以下の項目が選択できます。Xボタンでカーソルを移動,Aボタンで決定  します。なお,STARTでシェルに戻ることができます。   ・FREE CELL    フリーセルをプレイします。   ・SPEED    スピードをプレイします。   ・OPTION    成績の確認や,スピードのコンピュータレベルの変更等ができます。 ○ フリーセル  「移動元カードの選択 → 移動先の決定」という操作を繰り返すことで,  ゲームが進んでいきます。  ※カードの並び順はランダムなので,クリアできないパターンがあるかも   しれません。すいません。   X : カーソル移動   A : カードの選択/移動先の決定     ※ 選択されているカードにカーソルを合わせてAボタンを押すと,       そのカードが空いているフリーセルに移動します。     ※ 「Move column ?」というメッセージが表示された場合は,       Aボタンで列単位の移動,それ以外で一枚だけの移動を指定した       ことになります。   B : 選択をキャンセル   Y3: 画面を下にスクロール(上部/下部が表示画面外でもプレイできます)   Y1: スクロールを元に戻す   Y2: カーソル位置の列にあるカードを一枚ずつ順に表示   Y4: カードサーチ機能      カードが選択されていない場合       カーソル位置にあるカードに重ねられるカードを反転表示します。      カードが選択されている場合       選択されたカードを重ねられるカードを反転表示します。ただし,       複数のカードをまとめて移動するケースがほとんどだと思うので,       選択したカードは列をさかのぼって決定します。      例.       黒9 黒3 黒5       赤8 黒7 赤4       赤2 赤6       この状態でカードが重なっているときに,赤6に関してカード       サーチの機能を使用すると,以下の動作になります。        ・赤6にカーソルを合わせてY4を押すと「黒5」を反転表示        ・赤6を選択してY4を押すと「赤8」を反転表示(黒7を重ねる         ことができるので)   START:中断メニューの表示      中断メニューでは,以下の項目が選択できます。       ・UNDO        直前の操作を取り消します。この操作を行うと,クリアしても        WIN(クリアした回数)にカウントされません。129手目以降で        UNDOを実行した場合は,必ず128手目に戻ります。       ・RESTART        カードの並びを初期状態に戻し,最初からやり直します。この        操作は,成績には影響しません。また,直前のプレイでUNDOを        選択していても,「UNDOを一度も選択していない」状態から        ゲームが始まります。       ・GIVE UP        タイトル画面へ戻ります。この操作で「LOSE」(GIVE UPした        回数)が1増えます。         ※ 動かせるカードがなくなっても自動終了しません。自分で           GIVE UPを選択してください。       ・YIELD        プレイを中断し,シェルに戻ります。シェルをサスペンド/レジュ        ームすれば,電源を切っても中断したところから再開できます。         ※ シェルの機能で再開する必要があります。           Megを使用しているならば,            中断 : YIELD選択 → STARTボタン → 電源OFF            再開 : 電源ON → ランチャのメニューの上から2番目に                ある「hima」を選択      ※ Bボタンでメニューを閉じます。      ※ 一度もカードを動かしていない場合は,UNDOとRESTARTがメニューに        表示されません。   ・クリア手順の保存とリプレイモード     ゲームをクリアすると,クリア後のメニューが表示されます。ここでは,    以下の項目が選択で来ます。     ・SAVE Opr      今回のクリア手順を"/ram0/hima.stp"に保存します。内容はテキスト      ファイルなので,PCに転送するか,「stepview」プログラムで確認      できます。      ※ Windows版フリーセルとカードの動きが異なるため,Windows版の解法        よりも少ない手数になります。     ・REPLAY      クリア手順を再現します。START以外のボタンを押すと,一手ずつ進み      ます。途中で止めたい場合にはSTARTボタンを押してください。    ※ メニューの表示中にBボタンを押すとタイトル画面へ戻ります。    ※ 操作手順は,最初から128手目までしか記録されません。クリアの際に      129手以上かかった場合は,128手目でREPLAYが終了します。 ○ スピード  1.最初に「PUSH ANY KEY」と表示されるので,ワンダースワンを縦に持ち    替えてください。  2.適当なキーを押すとゲームがスタートし,自分とコンピュータのカードが    自動で並べられます。     ※ スピードでは自分のカードを横一列に並べますが,操作の都合上       このゲームでは十字型にカードを並べます。慣れるまでは,違和感       がありますが,これが一番操作性が良かったので慣れてください。  3.カウントダウンが行われ,両者が同時に持ち札から一枚カードを場に出し    ます。これも自動で行われます。  4.自分の前に並べたカードを場に出します。     Y : カーソル移動(放すとカーソルは中央に戻ります)     X1: カーソル位置のカードを左に出す     X3: カーソル位置のカードを右に出す  5.自分の前に並べたカードが4枚未満になったら,持ち札から一枚補充    します。     Y : カーソル移動     X4: カーソル位置に持ち札から一枚補充  6.4と5を繰り返し,お互いに出すカードがなくなったら3に戻ります。    ※ だたし,並べたカードと持ち札の合計が4枚未満になると,カードの      補充ができません。また,この場合,手順2では並べられたカードの      中から,場に出すカードを選択できます(指定しなければ自動で)。       Y : カウントダウン後に出したいカードを指定  7.どちらかが持ち札を全て場に出した時点でゲームは終了します。    勝敗が表示され,       X3  : リプレイ     それ以外 : タイトルへ    の選択待ちになります。  ※ プレイ中にSTARTボタンを押すと,中断メニューが開きます。中断メニュー   では,以下の項目が選択できます。    ・EXIT     ゲームを中断し,タイトル画面へ戻ります(負けたことになる)。    ・YIELD     プレイを中断し,シェルに戻ります。    ※ Bボタンでメニューを閉じます。 ○ オプション  画面左側には,以下の設定項目/コマンドが表示されます。Xボタンで各項目を 選択/設定変更できます。   ・FREE CELL CARD LOAD    フリーセルプレイ時のカード配置を指定します。カード配置は,ファイル名    が5桁の数字であるファイルに保存されています。X2,X4ボタンでプレイしたい    ファイル名を選んでください。    ここがOFFの場合は,フリーセルのカード配置がランダムで決定されます。   ・SPEED LEVEV    X2,X4ボタンでスピードのコンピュータのレベルを変更できます。    EASY/NORMAL/HARDの3段階で設定できます。   ・EXIT    ここでAボタンを押すと,タイトル画面に戻ります。   ・EDIT    ここでAボタンを押すと,フリーセルのカードの配置をエディットする    モードに移ります。なお,FREE CELL CARD LOADでファイル名が指定されて    いた場合は,エディット開始時にそのファイルのカード配置が読み込まれます。      画面右側には,それまでの成績が表示されます。なお,SPEEDの成績は,LEVELの  設定を変更すると,そのLEVELに対応したものに変わります。 ○エディットモード  フリーセルのカード配置を保存するファイルを作成します。選択した二枚のカード を交換するという操作を繰り返すことで,カードの配置を変更してください。    A : カードの選択/交換    B : 選択をキャンセル    X : カーソル移動   START: 中断メニューの表示       中断メニューでは,以下の項目が選択できます。        ・SAVE         カード配置をファイルに保存します。この項目を選択すると,引き続き         ファイル名の入力画面が表示されるので,Xボタンでファイル名(5桁の         数字)を入力してください。         ファイル名入力時は,以下のボタンで操作してください。           X: ファイル名の変更           A: 決定           B: キャンセル        ・EXIT         エディットを中断し,オプション画面に戻ります。        ・YIELD         エディットを中断し,シェルに戻ります。       ※ SAVEを選択しないとデータが保存されません。  技術解説が必要な箇所は,特にありません。機能の追加の繰り返しで,かなり 汚いソースになってしまってますし。 End of README.txt