30A対応版 Version
1.0対応
WonderWitch版 システムマニュアル
平成14年3月5日 第2版
目次
WonderWitch版EP-NETを準備する
(1)
ワンダースワンにWonderWitch版EP-NETソフトウェアが入っている、WonderWitch専用カートリッジを差し込みます。スワンケーブル(EXTコネクタ⇔Dsub-9オス)のEXTコネクタをワンダースワンに接続し、クロスケーブル(Dsub-9メス⇔Dsub-9メス)とスワンケーブルのDsub-9のオスと接続します。クロスケーブルとEP-NET本体を接続します。
(2)
ワンダースワンとEP-NET本体の電源を投入します。
(3)
「WWitchEPNET電流監視30A」を選択し、Aボタンを押下します。
(4)
WonderWitch版EP-NETが起動します。
クロスケーブル スワンケーブル Aボタン
EP−NET本体へ
※注意点:
カートリッジは差してあるのにWonderWitchが起動しない |
電源を切ってからもう一度、カートリッジの抜き差しをしてください |
セットアップ画面の表示方法 |
Bボタンを押しながらワンダースワンの電源を入れてください |
デフラグとは |
使用されたファイル領域を整頓し、ファイルシステムの空き容量を増やします |
デフラグの実行方法(ワークエリアでの方法) 注:実際に使用する場面はほとんどありません |
1.
メニューからファイルを選択します 2.
「*Wせいとん」を選択します 3.
Aボタンで実行します |
WonderWitch版EP-NETファイル情報
ファイル名 |
ファイル情報 |
ファイルエリア |
機能説明 |
WWEpnet30A |
WWitchEPNET電流監視30A |
プログラムエリア |
EP-NET本体から電流データを収集します |
WWEp30A.dat |
WWitchEPNET30Aデータファイル |
ワークエリア |
監視ソフトが収集した電流値を格納したデータファイルです |
WonderWitchセットアップ情報
OSバージョン |
FreyaOS 1.1.4 |
システム日付(Date、Time) |
現在の日付を設定してください |
通信速度(Baudrate) |
9600bps |
以下に、監視ソフトの各部名称とボタン動作を記します。
目盛り
回線番号 レッドゾーン
回線番号
目盛り
平均値、ピーク値、 ピーク発生時間
2−@
スタートボタン 監視ソフトを終了します
2−A
サウンドボタン 警報の音量を調節します
2−B
Aボタン データの収集を開始/停止します
2−C
Bボタン 画面、内部データ、外部データ(データファイル)を初期化します
2−D
X1ボタン 棒グラフモード、折れ線グラフモード、大フォントモード、ピーク値平均値モードで画面上に表示される回線を上下させます
2−E
X2ボタン 棒グラフモード
→ 折れ線グラフモード → 大フォントモード → ピーク値平均値モード → 棒グラフモードと画面モードを切り替えます
2−F
X3ボタン 棒グラフモード、折れ線グラフモード、大フォントモード、ピーク値平均値モードで画面上に表示される回線を上下させます
2−G
X4ボタン 棒グラフモード
→ 折れ線グラフモード → 大フォントモード → ピーク値平均値モード → 棒グラフモードと画面モードを切り替えます
2−H
Y1ボタン 警報を出すレッドゾーンのアンペア値を上下させます
2−I
Y2ボタン 警報を出すレッドゾーンのアンペア値を上下させます
2−J
Y3ボタン 警報を出すレッドゾーンのアンペア値を上下させます
2−K
Y4ボタン 警報を出すレッドゾーンのアンペア値を上下させます
横・・モード切替え 縦・・回線番号変更 横・・警報レベル変更 縦・・警報レベル変更 データ収集開始/停止 クリア
サウンドボタン 終了
ここでは監視ソフト上で使用されている単位の「回線」、「電流データ」、「警報レベル(レッドゾーン)」について説明します。
(1)回線とは、EP-NET本体に取り付けられているクランプ式センサ1個、1個の計測単位です。EP-NET本体に8個のクランプ式センサが取り付けられていた場合は、8回線を同時に計測することができ、32個取り付けられていた場合は、32回線を同時に計測することができます。
(2)電流データとは、クランプ式センサで計測したアナログデータをEP-NET本体でデジタルデータにしたものです。監視ソフトは定期的にそのデータを監視し、グラフエリア上に電流データとして表示します。また、ワークエリアのデータファイルにも同時に電流データを保存し、後日PCにデータファイルを送信して検索、別形式のファイルへ変換することが可能です。
(3)警報レベル(レッドゾーン)とは、電流データがある一定の値を2回連続で超えた時、監視ソフトは音を発してユーザーに知らせます。
EP-NET本体に接続されているクランプ式センサからの電流データの計測を開始する方法と、停止する方法をここで説明します。
(1)電流データの計測を開始するにはAボタンを押下します。電流データの計測が開始されると画面下部に「●」が表示されます。
(2)電流データの計測を停止するにはAボタンを押下します。電流データの計測が停止されると画面下部に「●」が消えます。
(3)電流データの計測が開始されると、画面に電流データがリアルタイムに表示されます。
WonderWitchのワークエリア内にあるデータファイルをPCに送信する方法を以下に示します。データファイルはPC版EP-NETを使ってグラフ表示させたり、別形式のファイル(CSV、Excel)に変換したりすることができます。WonderWitch版のEP-NETは1日分の電流データしか保存できませんが、PCに送信しておくことにより前回の電流データを消すことなく保存できます。
· データファイルを送信するにはXMODEMに対応した通信ソフトが必要です。以下にTeraTermPro(フリーウェア)を使用した場合について説明します。
· データファイルをグラフで表示させたり、別形式のファイルに変換するにはWonderWitch版EP-NET30A対応品ならPC版EP-NET30A対応品が必要で、WonderWitch版EP-NET100A対応品ならPC版EP-NET100A対応品が必要です。
データファイルの送信方法
6−@ WonderWitchのメニューから通信を選択します。
6−A PC側でTeraTermProを起動し、シリアル接続のCOMポート番号、通信速度、データ長、パリティ、ストップビット長、フロー制御をWonderWitchの設定に合わせます。
6−B ワークエリアの「WWitchEPNETデータファイル」を選択し、メニューから「X送信」を選択します。
6−C TeraTermProで「File」-「Transfer」-「XMODEM」-「Receive」を選択します。
6−D ファイル名を適当につけて、拡張子を「dat」にします。オプションは「CheckSum」を選択し、「Binary」にチェックをつけます。
6−E 「開く」を実行すると、データファイルの受信が開始されます。
通信速度 |
9600bpsまたは38400bps |
データ長 |
8ビット |
パリティ |
なし |
ストップビット長 |
1ビット |
フロー制御 |
なし |
注:TeraTermProの詳しい使い方についてはTeraTermProのヘルプを参照してください。
WonderWitch版EP-NET監視ソフトは計測された電流データを、データファイルとしてワークエリアに保存しています。このデータをPCに送信することにより、過去の電流データをPC版監視ソフトのグラフエリア上に表示することができます。データファイルの拡張子は「dat」であり、監視ソフトにより出力されたデータファイルのみ検索データファイルとして利用できます。
(1)検索するにはメニューコマンドの「編集」-「WonderWitchデータの検索」をクリックします。
(2)以下に検索画面の各部名称について説明します。
(2)−@
検索ファイルリスト 検索対象のデータファイルリストです。
(2)−A
参照 デフォルトのデータファイル用フォルダにないデータファイルを参照させるためのボタンです。
(2)−B
検索時間 データファイルリストで選択されているファイルが、内部に持つ電流データの時間をリストで表示しています。この中から検索したい時間を選択します。
(2)−C
検索オプション 選択された時間から何時間グラフエリアに表示させるかを選択します。
(2)−D
検索 検索を開始します。
(2)−E
キャンセル 検索画面を閉じます。
(3)検索を開始するにはデータファイルリストから検索したいデータファイルを選択し、検索時間リストから検索したい時間を選択します。そして、グラフエリアに何時間の電流データを表示させるかを、表示時間選択用オプションボタンから選び、検索開始ボタンをクリックします。
(4)検索結果は以下のように、折れ線グラフでグラフエリアに表示されます。
注)計測をしていない、または電流データを取得できなかった時間帯はグラフが空白となります。
WonderWitch版EP-NET監視ソフトは計測された電流データを、データファイルとしてワークエリアに保存しています。このデータをPCに送信することにより、過去の電流データを別形式のファイルへ変換し、他のアプリケーションでユーザーが自由に利用することができます。データファイルの拡張子は「dat」であり、監視ソフトにより出力されたデータファイルのみ変換元のデータファイルとして利用できます。変換先のファイルとしてはCSV形式(カンマ区切り)ファイル、Excel形式(Micro
Soft Office)ファイルの2種類です。ただし、Excel形式のファイルへ変換するには、監視ソフトがインストールされているパソコンにマイクロソフト社製のExcelがインストールされていなければなりません。
注)マイクロソフト社のライセンスによる制限です。
(1)別形式のファイルへ変換するには、メニューコマンドの「ファイル」-「WonderWitchデータの変換」をクリックします。
(2)以下に出力ファイル変換画面の各部名称について説明します。
(2)−@
変換元ファイル データファイル名が表示されています。この中から変換したいデータファイルを選択します。
(2)−A
参照 デフォルトのデータファイル用フォルダにないデータファイルを参照させるためのボタンです。
(2)−B
CSVファイル変換 CSV形式のファイルへデータファイルを変換する場合に選択します。
(2)−C
Excelファイル変換 Excel形式のファイルへデータファイルを変換する場合に選択します。
(2)−D
表示オプション 変換された電流データ等に、変化をつける場合に選択します。「アンペア記号あり」はデータにアンペア記号を付加します。Excel形式の場合は書式設定で行っているため、電流データは数値として利用することができます。「データ取得日時表示」は、電流データの取得日時を左端に表示します。「回線名称表示」は、監視ソフト上で付けられている回線名称を電流データの上部に表示します。
(2)−E
時間単位選択 別形式のファイルへ変換する場合に、電流データをある一定の時間単位でまとめて変換する場合に選択します。
(2)−F
出力ファイル先 別形式のファイルへ変換した場合の出力先フォルダとファイル名を選択します。「デフォルトファイル名」はファイル名に対し、データファイル名と同じ名称を付けます。「ユーザー設定」はユーザーが自由にファイル名を変更できます。
(2)−G
変換開始 別形式のファイルへ変換する処理を開始します。
(2)−H
画面を閉じる 出力ファイル変換画面を閉じます。
(3)データファイルの変換を開始するには各オプションを選択した上で、「ファイル出力」ボタンをクリックします。
(4)変換されたデータファイルが出力先のフォルダにできていれば、成功です。
このマニュアルに記述されていない情報、機能、動作または疑問などについては、監視ソフトのヘルプを参照するか、株式会社ラインテックにまでお問い合わせください。
なお、サポートにつきましてはEP-NET電流監視システムに関するご質問に限らせていただきます。ハードウェア、ソフトウェアの内部的、一般的なご質問にはお答えいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
9−1 お問い合わせになる前に
お問い合わせになる場合、下記の情報が必要となる場合がございます。あらかじめこれらの情報をご用意ください。
(1)
会社名・団体名
(2)
所属部署名
(3)
担当者名
(4)
電話番号・FAX番号
(5)
E-mailアドレス
(6)
製品名とバージョン番号
(7)
パソコンの機種名
(8)
OSの種類とサービスパックの適用状況
(9)
周辺機器
(10)
問題となっている現象
(11)
問題が発生するまでの経緯
(12)
問題が発生する場所
9−2 お問い合わせ先
ホームページ http://www.line-tec.co.jp/
メールアドレス info@line-tec.co.jp
電話番号 03-5988-2155(代表)
FAX番号 03-5988-2157