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◇REVOKE world 03 マニュアル
                                岸本勝司 Copyright 2001-2002


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○はじめに
　このゲームの操作は非常に複雑です。
　全てのゲームを征した強者向けです。
　ターゲットは世界のプログラマです。


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○ボタン対応について
　多くの機器に移植するにあたって、どうしてもボタンが無かった
り、名称が異なる場合が生じました。
　この説明では、以下のように呼び方を統一します。
・Ａボタン
　ezplus(au携帯)、JAVAアプリ(J-PHONE携帯)は上下左右の中央の
ボタンか５キー
　iアプリ(iモード携帯)は５キー
　Zaurusは決定ボタンか、入力ボタン
・Ｂボタン
　ezplus(au携帯)、JAVAアプリ(J-PHONE携帯)は右上ボタンか＃キー
　iアプリ(iモード携帯)は３キー
　Zaurusは順送りボタン
・上下左右キー
　ezplus(au携帯)、JAVAアプリ(J-PHONE携帯)は上下左右に加えて
２８４６キーでも可
　iアプリ(iモード携帯)は、２８４６キー
　Zaurusは上下左右に加えて、ＥＸＳＤキーでも可

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○遊び方
　移動モードからゲームがスタートします。
　中央にあるマークがプレイヤの視点です。
　上下左右で自由に移動できます。

　Ａボタンを押すと、キャンプモードになります。
　○を文字の上に合わせて、Ａボタンを押すと入力されます。
　右下にある左矢印で１字消せます。
　右下にあるエンター矢印(もしくは☆)でコマンド入力完了です。
　ちなみに、０の下がスペースです。
　１つコマンドを入力すると、移動画面に戻ります。

　自分が移動したり、コマンドを入力すると、リボン(?)マークが
移動します。
　このマークを、真っ白なポイントへ移動させると、
「Congratulation! Score=スコア」が表示されます。
　それが、ゲームクリアの合図です。
　高スコアを狙いましょう。私は 3645でした(解くの必死(^^;)

　注意点として、リボン(?)は３つ存在します。
　第１、第２、第３の世界に１つづつです。

　ゲームを途中で止めたい場合は、キャンプモードで‘＼ｑ’(も
しくは‘￥ｑ’)を入力して下さい。


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○ＳＱＬ
　キャンプモードで入力するコマンドはＳＱＬです(笑)
　「ＳＱＬって何？」と言う人は、サポートページで説明する予定
ですので、まずはそちらで勉強して下さい。

　仕様は下記の通りです。
　解析ルーチンがまだ貧弱なので、この通り入力しなければ反応し
ません(汗)
・改行は無視して下さい。
・[]で囲まれた部分は省略可能です。

＼q　または　￥q
ゲームを終了してメニューへ戻る
セーブ機能はありません

＼v　または　￥v
バージョン情報

《ＳＥＬＥＣＴコマンド》
●SELECT * FROM world WHERE worldid=XXX AND x=XXX AND y=XXX
●SELECT * FROM world WHERE worldid=XXX
●SELECT * FROM world WHERE x=XXX AND y=XXX
プレイヤを指定位置に移動します。

※補足
　通常移動では、障害物を越える事は出来ませんが、SELECT移動は
どこへでも移動可能です。
　入力に種類があるのは、このような省略が出来ると言う意味です。

●SELECT * FROM party WHERE charaid=XXX
キャラクタの位置情報を表示します。

下記の形式にて情報が表示されます。
キャラ番号:w=ワールド番号,x=Ｘ座標,y=Ｙ座標,z=Ｚ座標,f=フィールドID

※補足
・キャラ番号
　1:プレイヤー自身
　2:第1世界のリボン(?)
　3:第2世界のリボン(?)
　4:第3世界のリボン(?)

●SELECT reliability FROM world WHERE worldid=XXX AND charaid=XXX
指定世界での、指定キャラの信頼度

下記の形式にて情報が表示されます。
キャラ番号:reliability=信頼度

●SELECT Col1,Col2,Col3 FROM TblName WHERE Col1=XXX
オリジナルテーブルから魔法を発動する。

※補足
・予め CREATE TABLEにてテーブルを生成しておく必要があります。
・予め INSERT INTOにてデータを挿入しておく必要があります。
・TblNameは CREATE TABLE時に付けたテーブル名です。
・ColXは CREATE TABLE時に付けた項目名です。
・XXXは値です。文字はちゃんと'内に記述して下さい。


《ＤＥＬＥＴＥコマンド》
●DELETE FROM world WHERE worldid=XXX AND x=XXX AND y=XXX
●DELETE FROM world
指定位置の空間を消滅させます。

※補足
・コマンドを実行する直前に、全リボン(?)は１コマ動きます。
・座標を省略した場合、現在地が適用されます。

《ＩＮＳＥＲＴコマンド》
●INSERT INTO world (worldid,x,y,fieldid) VALUES (XXX,XXX,XXX,XXX)
●INSERT INTO world (x,y,fieldid) VALUES (XXX,XXX,XXX)
●INSERT INTO world (fieldid) VALUES (XXX)
指定位置の空間を生成します。

※補足
・DELETEで消滅させた場所しか生成できません。
・指定フィールドIDは、10:地面、5:壁です。
・座標を省略した場合、現在地が適用されます。

●INSERT INTO TblName (Col1,Col2,Col3) VALUES(XXX,XXX,XXX)
オリジナルテーブルにデータを挿入します。

※補足
・予め CREATE TABLEにてテーブルを生成しておく必要があります。
・TblNameは CREATE TABLE時に付けたテーブル名です。
・ColXは CREATE TABLE時に付けた項目名です。
・XXXは値です。文字はちゃんと'内に記述して下さい。


《ＵＰＤＡＴＥコマンド》
●UPDATE world SET fieldid=XXX WHERE worldid=1 AND x=XXX AND y=XXX
●UPDATE world SET fieldid=XXX
指定位置の空間を変更します。

※補足
・指定フィールドIDは、10:地面、5:壁です。
・座標を省略した場合、現在地が適用されます。

《ＧＲＡＮＴコマンド》
●GRANT XXX ON world TO player
playerに worldテーブルの XXX権限を付与します。

※補足
・権限は、ALL、SELECT、INSERT、UPDATE、DELETEのどれかです。

《ＲＥＶＯＫＥコマンド》
●REVOKE XXX ON world FROM player
playerに worldテーブルの XXX権限を剥奪します。

※補足
・権限は、ALL、SELECT、INSERT、UPDATE、DELETEのどれかです。

《ＣＲＥＡＴＥ　ＴＡＢＬＥコマンド》
●CREATE TABLE TblName (Col1 Type1, Col2 Type2, Col3 Type3)
TblNameテーブルを作成します。

※補足
・TblNameはテーブル名です、８文字以内の英数字で記述して下さい。
・ColXは項目名です。８文字以内の英数字で記述して下さい。
・TypeXは項目の型です。以下の型をサポートしています。
　INT        : ４バイト符号付き整数
　VARCHAR(n) : 可変長文字列。
               nは格納できる文字数で、１文字１バイトとします。
・テーブルは最大３つまで作成可能です。
・項目は最大６つまで作成可能です。

《ＤＲＯＰ　ＴＡＢＬＥコマンド》
●DROP TABLE TblName
TblNameテーブルを削除します。

《ＡＬＴＥＲ　ＴＡＢＬＥコマンド》
●ALTER TABLE TblName ADD Col Type
TblNameテーブルにCol項目を追加します。

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○ＳＱＬ例
・座標(10,10)へ移動
SELECT * FROM world WHERE worldid=1 AND x=10 AND y=10

・座標(10, 10)を消去
DELETE FROM world WHERE worldid=1 AND x=10 AND y=10

・座標(10, 10)に地面を生成
INSERT INTO world (worldid,x,y,fieldid) VALUES (1,10,10,10)

・座標(10, 10)に壁を生成
INSERT INTO world (worldid,x,y,fieldid) VALUES (1,10,10,5)

・現在位置に地面を生成
INSERT INTO world (fieldid) VALUES (10)

・座標(10, 10)の地形を地面に変更
UPDATE world SET fieldid=10 WHERE worldid=1 AND x=10 AND y=10

・現在位置情報を取得
SELECT * FROM party WHERE charaid=1

・リボン(?)位置情報を取得
SELECT * FROM party WHERE charaid=2

・第１世界の信頼度を取得
SELECT reliability WHERE worldid=1 AND charaid=1

・chocoテーブル生成
CREATE TABLE choco (white VARCHAR(8), black VARCHAR(8), red INT)

・chocoテーブル破棄
DROP TABLE choco

・chocoテーブルにblue項目を追加
ALTER TABLE choco blue VARCHAR(8)

・chocoテーブルにデータを挿入
INSERT INTO choco (white, black, red) VALUES('tuti', 'sagasu', 11)

・chocoテーブルのデータを呼び出す
SELECT white,black,red FROM choco WHERE white='tuti'

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○ＳＱＬ入力支援機能
　キーボードの無いほとんどの機器では、ＳＱＬ入力が面倒です。
　そこで、１文字入力してＢボタンを押すことで、その後に予想さ
れるワードを自動入力するようにしました。

例）
SELECT * FROM world WHERE worldid=1 AND x=1 AND y=1
を入力する時は、＃をＢボタンをして表記すると
S#*#F#w W#w##=1#A#x=1#A#y=1
これだけを見ると何がなんだか分かりませんが、実際に入力してみ
れば納得すると思います。

※追加機能
　何も入力の無い状態でＢボタンを押すと、前回入力したＳＱＬが
入力されます。

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○魔法
　魔法テーブルを SELECTする事で、魔法を使う事が可能です。
　魔法は属性・形状・オプションによって形成されます。
　注意点として、SELECTした結果は、必ず各魔法で指定された順番
通りでなければなりません。

●ラフォ・ルー
tuti sagasu fieldid
　特定の地形を探す魔法。

　下記の形式にて情報が表示されます。
lafolue:x=Ｘ座標,y=Ｙ座標

※補足
・ターゲットの地形が複数箇所ある場合は、どれの位置が表示され
　るかは不定である。
・fieldidは、10:地面、5:壁、11:ゴール地点です。

※具体例
・テーブル作成
CREATE TABLE mahou(zoku VARCHAR(8),keijyo VARCHAR(8),field INT)
・魔法データ挿入(ゴール地点を探す例)
INSERT INTO mahou(zoku,keijyo,field) VALUES('tuti','sagasu',11)
・魔法発動
SELECT zoku,keijyo,field FROM mahou WHERE zoku='tuti'


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○作者メッセージ
　Wonder Witchを用いたプログラミングでは、ローカルルールが多
くて苦労した。メモリの使い方が複雑すぎると思います。
　キー反応が人間的で良い。苦労してタイミングを合わせる必要が
無い点は嬉しい。
　さすがにここまでのＳＱＬは再現できないかと思っていたが、予
想以上にプログラムが記述できた。

　Zaurus版では、MI-E1でキーボード対応できると思い購入したが、
実際には‘+-*/=’が無かったり、機種によってキーが異なる点に
苦労した。

　テーブル生成の実装にかなり苦労した。予定のロジックでは実現
出来ない事が分かり、急遽新しいロジックを作成した。
　WWGP2002コンテストになんとか間に合った。

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○サポート
・Potential Taperシリーズ専用ページ
http://pote.yun.cup.com

・携帯用ページ
http://i.yun.cup.com

・Nanashi-softトップページ
http://yun.cup.com

・サポート用メール
yun@cup.com


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○履歴
2002/03 R.W.01 Ver. 1.0 P/ECE版発表
 P/ECEソフトウェア・コンテスト 本選・ゲーム部門に応募
2002/04 R.W.02 Ver. 2.0 GAME BOY ADVANCE版発表
2002/04 R.W.01 Ver. 3.0 ezplus(au携帯)版発表
2002/04 R.W.01 Ver. 4.0 JAVAアプリ(J-PHONE携帯)版発表
2002/04 R.W.01 Ver. 5.0 iアプリ(i-mode携帯)版発表
2002/05 R.W.03 Ver. 6.0 Wonder Swan Color版発表
 WWGP2002プログラミングコンテスト ゲーム部門に応募
2002/05 R.W.03 Ver. 7.0 Zaurus版発表予定


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○利用ツール
・P/ECE版制作には、付属の開発ツールを利用
・GBA版制作には、DevKitAdvanceを利用
・ezplus版制作には、J2SE、J2METM Wireless Toolkit、
　KJX作成ツールを利用
・JAVAアプリ版制作には、J2SE、J2METM Wireless Toolkit、
　KJX作成ツールを利用
・iアプリ版制作には、GiGA-APPLI Developer's Kitを利用
・Wonder Swan版制作には、Wonder Witchの LSI C-86を利用
・Zaurus版制作には、SZABお試し版を利用