WonderWitch ファイル転送ツール 「wwPut」 GAE/N.Ikeno 2000-2001 ■ wwPut  WonderWitchにはTransMagicというファイル転送アプリケーションが付属していますが、ファイルを転送するためにいちいち立ち上げるのはめんどくさいですし、コマンドラインで転送したいと思った人も多いと思います。そんなわけで wwPut を作成しました。また、転送後に自動的に実行する機能もあります。 ■ 使い方 >wwputw [-x] [転送元...] [/転送先] -x 転送後に実行します。 -d 転送前にデフラグを実行します。 WonderWitchのファイルシステムでは、ファイルを削除してもそのエリアは 再利用されませんので、ときどきデフラグしてやる必要があります。 デフラグに要する時間は転送済みのファイル容量が多いほど時間がかかります。 -r ファイルの削除を行います。 -# デバッグモード。ログファイルを作成します。 転送元 転送元ファイル名を指定します。 転送先 転送先を指定します。必ず / からはじめます。 '/' から始まる文字列は転送先と判断します。下の二つは同じ結果になります。 wwputw c:\a.txt /rom0 wwputw /rom0 c:\a.txt また、実行時に Ctrl キーが押されていた場合は -d オプション Shift キーが押されていた場合は -x オプション が付加されます。 ■ ポートと通信速度の設定  ポートと通信速度の設定はありません。レジストリから TransMagic の設定を読み出して使用していますので、あらかじめ TransMagic で設定を済ませておいてください。  TransMagic をインストールしていない環境で wwPut を使いたい方は、同梱している transmagic_registory.reg をインストールをダブルクリックしてください。レジストリに必要な情報が保存されます。COMポートを変えたい場合は、transmagic_registory.reg の内容をテキストエディタで編集してからインストールするか、レジストリエディタで該当するレジストリを書き換えてください。 ■ 便利な使い方  コマンドライン派の人はパスの通ったところにコピーしておくといいでしょう。  マウス好きな人は、「SendTo」ディレクトリにショートカットを作ると、エクスプローラ上からいつでもWonderWitchにファイルを転送できるので便利かもしれません。  また、拡張子 .fx のファイルに関連づけするときは「c:\〜\wwputw.exe %1」と指定せず、%1をダブルクォーテーションで囲まないとファイルが正しく転送できないので注意してください。(例>"c:\windows\wwputw.exe" "%1") ■ エラー処理について  かなりいい加減なエラー処理をしています。失敗してもエラーが出ないかもしれません。 ■ 自動変換によるファイルの転送について  転送後のファイル名は、OS(Windows)が管理しているファイル名になります。実際のファイルが "ABC.txt" で、">wwPut abc.txt" とすると、転送後のファイル名は "ABC.txt" になります。(この文章は大文字小文字の違いを説明しています)。FreyaOS では、ファイル名の大文字と小文字を区別するので、ファイルを扱うアプリケーションでは気を付けてください。 ■ 自動変換時のresource値  MLにてファイルの拡張子が.frでない場合は、-1を設定するのが妥当だとの意見があったので、そのような処理を施しています。 ■ 転載・再配布  wwPut パッケージは転載可能です。wwPut パッケージとは、(1)wwputw.exe、(2)wwPut.txt のセットです。lha や zip 等で圧縮しても構いませんし、あなたが作成したアプリケーションと一緒に配布しても構いません。  書籍等に収録する場合は、事後でも構いませんので連絡ください。 ■ 作者連絡先  質問・要望・感想などは ww@nikeno.net までお願いします。 http://nikeno.net/ ■ 履歴 0.00 00/07/15 ・とりあえず作成 0.01 00/07/16 ・-x オプションを追加 0.02 00/07/18 ・ファイル削除後にデフラグするようにした ・変換&転送の時にファイル名のOSに登録されているファイル名にするようにした ・デフォルトの変換でのモード設定を RWM から RW に変更。 0.03 00/07/18 ・デフラグがうまく動作していなかったのを修正 ・複数ファイルの転送をサポート ・起動時に Shift キーが押されていると -x オプションを実行するようにした ・起動時に Ctrl キーが押されていると -d オプションを実行するようにした 0.04 00/08/03 ・PC-98x1系で動作しない問題を解決(Hironoriさん協力による(笑)) 0.05 ??/??/?? ・タイムアウトがおこりやすいときがある(?)のでタイムアウト値を変更 0.06 01/04/25 ・ファイル変換時にresource値の設定方法を変更 ・起動時にウィンドウがアクティブにならないようにした ・終了時にフォーカスが不定になる問題を解決(Win2k) 0.07 01/05/23 ・デフラグを転送前に実行するようにした ・転送エラーの原因が容量不足の場合デフラグを実行するようにした(たぶん) ・-r オプションでファイルの削除ができるようにした ・-# オプションを公開