:E いよいよ明日は決勝戦だ! :FO0 :VL1+NEXT1 :J+NEXT30 +NEXT1 :E 最後の練習日だってのに、 フェレットにメーリフ、シェッケルに 監督までいない。  ベルトークが、ぶつぶつ言っている。 「全く、たるんでる!」  仕方無く、個別練習を始めたが 柵の外で、娘が手を振っている。 応援かと思ったが、どうも違うようだ。  それに見覚えがある。 誰だっけ?  ・・・そうだ! 町で襲ってきた東洋娘だ! 「・・・すまん、ちょっと腹が・・・」  ベルトークが、何か怒鳴っていたが 無視して娘の所へ行くと 慌てた様子で俺の腕を引っ張った。 「どうしたんだ?」 「急ぐネ!  彼女危なイ!」 「彼女?」 「説明する時間ナイ!」  腕を離すと、どんどん走って行く。 また何かする気じゃ無いだろうな?  一緒に走って近くの廃屋に着くと、 入口に目つきの悪い奴が立っている。 「あそこネ」  何かが暴れる音や、言い争っている 声がする。  娘は無言で俺に目配せすると、 そーっと入口の奴に近づき、 妙な技で倒した!  娘が戻って来ると、早口で話した。 「ワタシ、出来るのここまで。  恩は返したネ」  そう言って、俺の頬にキスすると 走り去った。  中に入ると、もみ合っているらしい 2人の男の声と女の声がする。 男の1人は分かった。  メーリフだ! 女も、何となく聞いたことがある声だ。 俺は静かに声のする部屋へ近づいて、 そっと覗き込むと、メーリフと 知らない男が一人、それと服が破かれて 肌が露になったフェレットがいた。 ・・・胸がある! メーリフがフェルを組み敷いていた。 「いい加減に、観念しな!  全く、とんだ山猫だぜ」  俺は廃材を拾って、もう1人の男に 後ろから近づき、ぶん殴った!  男が倒れると、メーリフが気がついて ポケットから取り出したナイフを フェルの首に突きつけた! 「おいホーク、何でこんなとこに  いるんだ?」 「それは、こっちのセリフだ。  フェルを離せ」 「ふん、お前知ってたのか?」 「知るか」 「とぼけるなよ。こいつが  エスカだって知ってたんだろ?」  フェル、いや、エスカ姫は かなり抵抗した様子で、 あちこちに痣や傷がある。 メーリフは唇を舐めると続けた。 「なあ、取引しようぜ」 「何の話だ」 「こいつを麻薬漬けにして、俺が王に  なれるように手伝わせるのさ!  俺と組むなら、貴族にしてやるぜ?」 :M承知する,+NEXT2,拒否する,+NEXT3, +NEXT2 :E「なかなか良い話だ」 「話が分かる奴だな。  気に入ったぜ」  エスカ姫は血の気が引いて、 真っ青になった。 「前祝いに、兄弟になろうぜ?」  メーリフは下品に笑うと、彼女に のしかかった。 もう抵抗する気力も無いようだ。 俺とメーリフは仲間になった。  頭を押さえて起きあがった男に、 メーリフが、死んだように動かない エスカ姫を見張るよう命令して、 俺とメーリフは裏口から出た。  だが、俺が後に出た時に 腹にナイフが突き立った! 「て、てめえ・・・」 「バカだな、お前は。  アルフレッドよりはマシだったがな。  ククク・・・」 目の前が真っ暗になった・・・。 ― END ― :Q +NEXT3 :FO1 :E「なかなか面白い話だ」 「話が分かる奴だな。  気に入ったぜ」  エスカ姫が絶望的な顔をしたが 俺がウインクすると、悟ったように 頷いた。 「前祝いに、兄弟になろうぜ?」  メーリフはいやらしく笑うと、彼女に のしかかった。  姫が抵抗せずに、ジッとしてるんで、 諦めたと思ったのか、メーリフが ナイフを床に置いた。 今だ!  俺はメーリフの急所を、後ろから 蹴っ飛ばすと、叫びながら飛び回ってる 間に、エスカ姫が棒で頭を殴りつけた!  メーリフが倒れた途端に、姫が ナイフを拾って、ヤツを刺そうとした! 慌てて、俺は姫の腕を掴んで止める。 「離して!  コイツ殺してやる!」 「止めとけよ。  こんなヤツ、殺す価値も無い」  そう諭すと、姫はペタンと座りこんで 泣き出した。  俺は練習着のシャツを脱いで、彼女に かけたが、恐怖で震えていた。  表に姫を連れ出して、辻馬車を止め 御者に大使館に行くように頼んだ。  しかし、彼女は俺の腕をつかんで 離さないんで、一緒に宿へ行った。  宿のオバさん達が、手当てのために 俺を部屋から追い出したんで、 扉の横で待ってると、 兵隊がドヤドヤ来やがった。 「ホークは、お前か!」  隊長らしい立派な髭の男が、 大きな声で言った。 「人違いだ」 「ふざけるな!  おい、連れて行け!」 「理由を言えよ?」 「貴様に、フォーク様の御子息が  暴行を受けたと通報があった!」 ちっ、刺すのを止めない方が良かった。 「メーリフはエスカ姫に乱暴・・・」 「連行しろ!」 そう言って俺の両脇を、兵隊が固めた。  表に無理やり連れ出されると、頭を 包帯でグルグル巻きにしたメーリフと、 太って脂ぎった男が、偉そうに 立っていた。 「パパ、こいつだよ!  僕をいきなり、棒で殴ったんだ!」  メーリフはそう叫んで、動けない 俺の顔を殴った。 口の中が切れて、血の味がする。 「卑怯者」  だが、メーリフは鼻で笑っただけで デブが、俺の顎を捻り上げた。 「いい気になりおって、虫けらが!  後でタップリ可愛がってやるぞ。  フフフ・・・」  いかにも、サディストな笑い方だ。 間違い無く親子だな。  よろけながら、エスカ姫が出て来て メーリフを見た瞬間、顔が青ざめたが デブオヤジに問い正した。 「フォーク卿!  これは、何のつもりなの!」 「おや、これはエスカ姫。  ご機嫌は如何です?」 「茶番は止めて!  なぜホーク様を連れてくの!」 「おお、なんと恐ろしい事に、  この男は、我が息子の活躍を  逆恨みして害そうとしたのです」 「違うわ!  メーリフが私を・・・」 「私を?  どうしたんです?  第一、信用出来ませんなぁ。  わざわざ男に変装してまで、  こいつの近くにいた方の話ではねぇ?  嘘の証言までなさるとは・・・。  恋は盲目、とはこの事ですなァ?  フ・・・ハッハハハハ!」  姫は下唇を強く噛むと、ツカツカと メーリフに近寄った。 「卑怯者!」  メーリフに平手打ちをしようとしたが 寸前で、腕を掴まれた。 「あんまり調子に乗らない方が良いぜ。  いずれ、この借りは返すからなァ?」  メーリフが凄むと、思い出したらしく ガタガタ震えて座り込んでしまった。 フォーク・デブが命令した。 「連れて行け」  一緒に乗っていた兵士が、 馬鹿にしながら話し掛けて来た。 「バカな奴だ。  フォーク様に楯突くなんてな。  折角、有名になって良い暮らしが  出来るはずだったのになぁ?  ええ?」  そいつが大口を開けて、笑おうと した時、口の真ん中に矢が生えた!  そいつが矢を抜こうと、悶えながら 倒れると御者が叫んだ。 「敵だァ!」  馬車が急に止まって、扉から 黒装束の男が滑り込むと、 俺の横の兵士も切り倒した。  俺は縛られたまま身構えたが、 男は縄を切ると顎をしゃくって、 着いて来る様に合図した。  しばらく走ると、馬車が停めてある。 男が被り物を取ると、ブーマだった! 「・・・エスカ様の、お礼。  ・・・姫守る・・・危なかった」  こいつが、こんなに話すなんて よっぽど恩を感じてるらしい。 「・・・馬車、金ある。  ・・・逃げろ」 :M逃げる,+NEXT4,逃げない,+NEXT5, +NEXT4 :E「色々、世話になったな」 「・・・お前、良いヤツ。  ・・・楽しかった」 「エスカ姫に、お転婆も程々にしとけ、  って言っといてくれ」  ブーマは苦笑いして、肯いた。 俺は馬車に乗り込むと、中からブーマに 別れの挨拶をした。  こうして、俺はルウムを後にした。 もう2度と、戻る事も無いだろう。 感慨にふけって、窓の外を眺めた。  ・・・何か座席の下で動いたぞ? 座席を持上げると、中に東洋娘がいた! 「お前・・・ここで何やってるんだ!」 「アー、狭かったネ!  やっと出レタ」 「何をしてるか、聞いてるんだ!」 「ワタシ、リン・ワン。  アナタ行くとこナイね。  一緒に、ワタシの国行く。  ヨロシ?」 「な・・・」 そう言って、俺に抱き付いてきた! はぁ、騒々しい旅になりそうだ・・・。 ― END ― :Q +NEXT4 :PEB0 :PEH0 :PEL: :PEM? :E「試合に出る」 ブーマはキョトンとした顔をした。 「・・・意味、分からない。  ・・・戻れない」 「俺は何もしちゃいない」 「・・・死ぬ。  ・・・間違い無く死ぬ」 「出られないなら、死んだ方がマシだ」  ブーマは、苛々して自分の頭を ゴンゴン叩くと、怒った様子で 俺の腕を引っ張った。 「・・・お前、バカ。  ・・・俺より絶対!」  決勝戦当日、俺はスカートを はいていた・・・。 「幾ら何でも、これは無いだろう?」  俺の侍女姿を見た途端、 ブーマがバカ笑いした。 笑い過ぎで、言葉が出ないほどだ!  俺と、フェ・・・エスカ姫、 それとメーリフが居なくなって、 代理の選手を立てたらしい。  だが、エスカ姫が俺を登録から 外さないよう王に頼んでくれた。  エスカ姫は謹慎だが、試合の観戦は 特別に許された。  作戦としては、姫お付きの侍女として 会場へ行って、試合に潜り込むわけだ。 「・・・後、どうする?」 「まあ、何とかなるさ」 ブーマが聞いたが、俺は肩をすくめる。  馬車に乗り込むと、隣のエスカ姫が ちらちらと俺を見ている。  首や腕の白い包帯が痛々しい。  他の侍女にばれないよう、大人しく しているが、こっそり俺の手を 握っていた。  しかし、目が悲しそうに潤んでいる。 確かに馬鹿な話だろう。  だが、今日行かなければ、 これからの人生は死んだも同然だ。  会場に到着すると、メーリフの野郎が フォーク親父と並んで座っていた。  そして、エスカ姫を見つけると、 ニヤニヤ笑い出した。 「やあ、フェレット。  こっちに座らないか?」  彼女はブルッと身震いすると、 俺の後ろに隠れた。 「そんなに逃げ無くても良いだろ? 昨日、助けてあげたじゃないか?」  そう、俺がエスカ姫を襲った事に されてる。 コイツのせいで。  そこへ王や后たちも来場して来た。 カシス姫は、エスカ姫の言う事を 信じてるらしく、メーリフを 嫌そうに見ている。 「お父様、聞いて下さい!  この卑劣漢が」 エスカ姫の訴えを、后が一喝した。 「黙りなさい!  貴方は、陛下のご温情で  ここに居られるのですよ!」  うわ、おっかねー! ルウム王は、エスカ姫が正しいのか 迷っているようだ。  選手達がフィールドに現れて、 そろそろだ、と腰を浮かせた時、 またもやメーリフの奴が、エスカ姫に 近寄ってきた。 「なあ、共に戦った仲だろう?  俺のチームを応援しようぜ?」  姫は、首を横に振りながら後じさる。 えーい、ついでだ!  俺はメーリフの前に立って、一瞬気を 取られた時に囁いた。 「お返しだ」  ヤツの右頬を、思いっきりぶん殴って 大騒ぎになった席から駆け出すと、 2階の貴賓席から飛び降りた!  下には、大きなルウム国旗を 観客が通路に広げていて、 それをマット代わりに、1階に落ちた。  バタバタと抜け出し、メイド服を 脱ぎ捨ててユニフォーム姿になると 警備兵の静止を振り切って、 フィールドに降り立った。  観客席から、ブーイングと歓声が 一斉に沸き起こって、 追いついた警備兵が俺を取り囲む。 「待て!」 ルウム王が制止した。 「この試合の終了まで、審議を待つ!」  俺は、王に向かって恭しく礼をすると みんなの待つフィールドへ走った。  奴等に手荒い歓迎を受けたが、 いよいよ最後の決戦だ!! :J+NEXT50 +NEXT30 :PEE0 :PEH0 :PEN8 :PEM? :E「たっ、た大変だァ〜〜!」  シェックが、大声を上げながら 走ってきた。  ベルトークが厳しく注意する。 「どこ行ってたんだ!  明日は決勝戦なんだぞ!」 「そ、それどころじゃ・・・  だ、だだあだ・・・」 「おいおい、落ち着けよ?」  ボーンズが水を渡すと一気に飲み干し 咳き込みながら叫んだ。 「フェレットが・・・女だったんだ!」 蜂の巣をつついたように、 大騒ぎになった! 「・・・マジか!」 「大マジだって!  今、監督がどうするか相談してた!」 「メーリフもいないが、そのせいか?」 「そ、それは知らないけど・・・」 ボーンズが俺に聞いた。 「おい、同じ部屋にいて  分からなかったのか?」 「それは、お前もだろう?」 「・・・参ったな」  フェレットが女? フェレット=エスカ姫じゃないか!  その試合当日、今度はブーマが 行方不明になった。 全く、どうなってんだ?  ロッカールームでは、メーリフが妙に ニヤニヤしている。 他の連中も、落着かない。  結局、フェ・・・エスカ姫の代わりに メーリフの知り合いらしい貴族が 入ったが、嫌な感じの奴だ。  貴賓席には、王とお后、 カシス姫の姿しか無かった。 やっぱり、エスカ姫は来なかったか。 :J+NEXT50 +NEXT50 :E 今日は満員の観客だ! ルウム建国以来の快挙で、あちこちで 国旗が打ち振られている。  アルゼルンは、攻守とも揃った 隙の無いチームだ。  中でも、[神の子] ディオール・マナドールは別格だ。  こいつは、身長こそ小さいが、 ボクサーみたいな体から、 変幻自在のドリブル、精確なパス、 シュートまで、何でもやって来る。  そして、そのパスを受ける[暴れ馬] ガランジャは、スピードとパワーを 併せ持ったストライカーだ。  しかもスゲエ恐い顔してやがる! +VM1+NEXT51 :J+NEXT52 +NEXT51 :E マナドールは俺を見て、首を捻った。 「お前、どこかで会ったか?」 「・・・」 「ふん、気のせいか」 「・・・」 :J+NEXT52 +NEXT52 :E シェッケルを見たガランジャが 珍しいものを見たように、話しかけた。 「おっ!最近、見かけないと思ったら  こんな、チンケな国にいたのか!  お前の彼女、元気かぁ?  まーた泣かせちゃうぞ、アアッ!」  ガランジャが、凄え顔でおどしたが シェックも健気にも言い返した。 「最後に泣くのは、アンタだよ!」  ガランジャが、シェックの変り様に 驚いて目を白黒させる。 最後の死闘の始まりだ! :W:+WIN10,+LOSE10,+DRAW10, +WIN10 :C/rom0/story10.txt +DRAW10 +LOSE10 :E 負けた・・・。 ここまで来たのに、最後で・・・。  俺たちは泣き崩れて、フィールドに うずくまり、マナドールが嬉しそうに、 観客の声援に応えていた。 :VN0+NEXT53 :VO1+NEXT54 :J+NEXT55 +NEXT53 :E だが良いこともあって、 ウール姫が解放された、って ニュースが入った!  しかし、シャーマン国が獅子皇子と ウール姫の婚約を破棄してきたらしい。  姫が誘拐中に汚された、って 噂が流れたからだ。 :VO1+NEXT54 :J+NEXT55 +NEXT55 :E カシス姫と結婚したメーリフ王が、 シャーマンと一戦交えるって噂で 俺はとっとと、ルウムから逃げ出した。 俺は、今日もフィールドを走っている。 ― END ― :Q +NEXT54 :E 謁見室で、目の前に王が座ってる。 「・・・罪を認めるか?」 「俺は無実だ!」 「そうじゃろうな。  しかし、世の中は難しいのぉ・・・」 王がそう呟くと、俺に言い渡した。 「追放じゃ!  ホークを国外追放とする!」  元の荷物一つで、俺はルウムから 放り出された。 今までの生活に戻っただけだし、 困りゃしないがね。  さーて、どこに行くかな? 人通りの無い峠のルウム国境で、 俺が右にするか左するか迷ってると、 人の足音がする・・・。  俺がそっと振り返ると、 はにかんだ笑顔で、エスカ姫が 荷物を持って立っていた! 「エスカ姫!  何で、ここに?」 彼女は、誰もいないのに周りを見回して それから、俺と地面を繰り返し見てから 意を決したように言った。 「私、この国から出ることにしたの」 「・・・え?」 俺は面食らって、聞き返した。 「もう、貴族なんてウンザリ!  あ、あの変態もいるし・・・」 「へ、へぇ・・・」 エスカ姫は、急に不安そうな顔をすると 俺を上目遣いに見た。 「・・・それで・・・  お願いがあるんだけれど」 「何だ?」 「・・・私と一緒に・・・」 ちっ、王はこうなるのを知ってたな! :M一緒に行く,+NEXT56,行かない,+NEXT57, +NEXT56 :E「分かった。  一緒に行こう」 エスカ姫は満面の笑顔を見せたが、 すぐ不安そうな顔になった。 「でも本当に良いの?」 「嫌なのか?」 「ううん!」 俺は笑って抱きしめた。  そんなわけで、俺はエスカと 駆け落ちした。 彼女は、もともと宮廷暮らしが 合わなかったらしくて、下町暮らしは すぐ馴染んだ。  だがルウムは、メーリフとカシス姫が 結婚して、国内が荒んでいるそうだ。  この生活も、あまり長続きしない 予感がする。  今度産まれて来る子供のためにも、 また別の戦いが始まるだろう。 ― END ― :Q +NEXT57 :E「いや、悪いけど・・・」  俺が答えると、エスカ姫は泣き笑いの 顔になった。 「・・・元気でね!」 姫は、顔が見えないように走り去った。 「・・・お前、バカ。  ・・・治らない」 いきなり、ブーマが後ろにいた! 「うわっ!  驚かすなよ!」 「・・・まだ間に合う。  ・・・死にたいか?」 俺の顔が引きつった。 「冗談だろ?」 ブーマは黙って、ヌラッと剣を抜いた。  俺は全力で、エスカ姫の後ろを 追いかけながら叫んだ! 「二度と、こんな所来るか!」 ― END ― :Q