リソース操作

他のツールで作られた画像、サウンドのデータや、プログラム内で定義したバイナリデータ列を扱います。


Resource

リソースファイル全体を現すオブジェクトです。
各リソースファイルに応じたインスタンスを生成後、Find、FindIDを使って個々のリソースを取り出します。


New

新しいリソースファイルオブジェクトのインスタンスを生成します。

Resource.New(ファイル名)

ファイル名のリソースファイルをアクセスするためのリソースファイルオブジェクトを生成し、参照を返します。
リソースファイルは/rom0/に配置されていなければなりません。


Find

指定されたリソースを検索し、そのリソースを表すオブジェクトのインスタンスを生成します。

リソースファイルオブジェクト.Find(リソースタイプ, インデックス)

リソースファイルオブジェクトには、Resource.Newの戻り値を指定します。このリソースファイルオブジェクトに含まれる、指定タイプで先頭からインデックス番目(先頭は0)のリソースを表すインスタンスを生成し、その参照を返します。

リソースタイプは以下のとおり
RES_IMG イメージリソース
RES_MML BGMリソース
RES_SE SEリソース
RES_PCM PCMボイスリソース


FindID

指定されたリソースを検索し、そのリソースを表すオブジェクトのインスタンスを生成します。

リソースファイルオブジェクト.Find(リソースタイプ, ID値)

リソースファイルオブジェクトには、Resource.Newの戻り値を指定します。このリソースファイルオブジェクトに含まれるタイプとID値が同じリソースを探し、そのリソースを表すインスタンスを生成して、その参照を返します。

リソースタイプはFindと同じ値を設定します。


ImageRes

イメージリソースを表すオブジェクトです。
リソースオブジェクトのFindかFindIDで生成されます。


MMLRes

MMLリソースを表すオブジェクトです。
リソースオブジェクトのFindかFindIDで生成されます。


SERes

効果音リソースオブジェクトです。
リソースオブジェクトのFindかFindIDで生成されます。


VoiceRes

PCMボイスリソースオブジェクトです。
リソースオブジェクトのFindかFindIDで生成されます。


BinData

バイナリデータの定義です。
現バージョンではBroomScript内での記述による定義のみが使用できます。

BroomScript内でバイナリデータを定義するには、下のようにBinDataとそのオブジェクトへの参照を持つグローバル変数名を宣言した後、次の行からBYTEデータかWORDデータの並びを記述します。

BinData 変数名
 BYTEデータ 又は WORDデータの並び



Byte

BinDataへのバイト単位でのアクセスです。

BinDataオブジェクト.Byte(オフセット)

指定されたBinDataオブジェクトのオフセットバイト目のバイトデータを返します。


Word

BinDataへのワード単位でのアクセスです。

BinDataオブジェクト.Word(オフセット)

指定されたBinDataオブジェクトのオフセットバイト目のワードデータを返します。
オフセットはバイト単位なので、連続したワードデータを取り出すには、オフセットに2を加えます。