魔女さんの使い魔

サウンドドライバ 'Humming Cat' for WonderWitch

Copyright (C) 2002 DOI Hiroyuki
丸ごとセット βリリース04回目 説明書

Netscape4.xをお使いの方は、少し表示がマシになります。IEの方ごめんなさい。

WonderWitch用サウンドドライバです。標準ではV-BLANK割り込み駆動です。

前口上は飛ばしてとにかく試してみる
実行環境
ソースをアセンブル/コンパイルするには
取り扱い・免責など
謝辞
作者連絡先
別文書
データプレーヤ説明書
Java版MMLコンパイラ説明書
内部資料など

◎はじめに注意

このサウンドドライバはまだβ版です。今後、大幅な仕様変更が 為される可能性もあり、その際に互換性は考慮しないつもりです。 仕様変更によって不具合が起こったとしても、それに関する文句・苦情 などは、てきとーに受け流しますのでご了承下さい。

◎現在の主な仕様


◎用語について

WonderSwanには4チャンネルPCM音源が搭載されています。
WonderWitchの取扱説明書(Magical Book)ではこれをチャンネル1〜4 の番号で表記していますが、Humming Catでは チャンネル0〜3と表記しています。(SoundIL用MMLでの表記と同じ)
例えばノイズ機能を持ったチャンネルは、Magical Bookでは チャンネル4とされていますが、Humming Catではチャンネル3と していますので、注意してください。

◎ディレクトリ構成

data\サンプルのMMLファイル
doc\ドキュメント類
hcm\hcmmlj(Java版MMLコンパイラ)の実行に必要なクラスファイル群
src\ソースファイル
Bilder0.frサンプル曲のリソースファイル
hcat.ilドライバ本体IL
HCMML.EXEMMLコンパイラ(旧仕様)
hcmmlj.classJava版MMLコンパイラ
hcplay.fxデータプレーヤ
README.htmマニュアル(これ)
test.frテスト用のリソースファイル

◎試してみる

アーカイブを展開した後、このマニュアルと同じディレクトリにあるファイル hcat.il、hcplay.fxをWonderWitch専用カートリッジの/rom0ディレクトリに、 test.fr、Bilder0.frを/ram0ディレクトリに転送してください。

そして、hcat Data Playerというプログラムを実行してください。 ファイルの選択画面になるので、X1/X3ボタンで選んでAボタンで決定します。

メニュー画面に変わったら、X1/X3ボタンで「Play」メニューにカーソルを 合わせてAボタンを押すと、演奏が始まります。

詳しい操作方法はデータプレーヤのマニュアル を見て下さい。


演奏データを作成したい場合は、まずMMLを記述したファイルを用意し、 MMLコンパイラに通して演奏用のリソース形式に変換します。
現在、最新版のMMLコンパイラはJavaで書かれており、実行に Javaランタイム環境が必要です。

用意したMMLファイルをhcmmlj.classと同じディレクトリに置き、 DOSプロンプトなどのコマンドラインでそのディレクトリに移ってから
java hcmmlj test.fr test.mml のように入力して実行します。test.frは作成するリソースファイル、test.mmlは MMLファイルです。これで演奏データを作成することができます。

MMLの書き方はMMLコンパイラのマニュアルを 見て下さい。また、サンプルのMMLがdata\ディレクトリ内にあるので参考までに。


サンプル曲(Bilder0.fr)は、ムソルグスキーの「展覧会の絵」より 「プロムナード」(冒頭の曲)です。楽譜買ってベタ打ち込みしただけで なんの調整もしてないので、あまり真剣に聴いてはいけません。 (作者は音楽に詳しくないですし、普段クラシック聴きません)


◎実行環境

Humming Catドライバ本体IL(hcat.il)、データプレーヤ(hcplay.fx)は WonderSwan / WonderSwanColorともに動作します。 動作確認はFreyaOS 1.1.5で行いました。

Java版MMLコンパイラ(hcmmlj.classおよびhcm\ディレクトリ下の *.classファイル全部)を実行するにはJavaランタイム環境が必要です。
作者の環境はj2sdk1.4.0ですが、もっと前のバージョンでも動くかも知れません。 だめだったらj2sdk1.4.0(あるいはj2re1.4.0)で試してみて下さい。

Javaランタイム環境が用意できない場合は、DOS / Windowsのコマンドラインで 動作するMMLコンパイラhcmml.exeがありますが、最新仕様に追いついて いないので機能が非常に制限されます。


◎ソースをアセンブル/コンパイルするには

Humming Catの開発には、WonderWitch開発キット以外に次のような ソフトを使用しています。
これらのソフトを先にインストールしておいて下さい。 また、作者の開発環境の都合で、WonderWitch開発キットのインストール先が D:\WWitchであることを前提にしています。 違う場所にインストールされている方は、Makefile.dmc中の'WWDIR=D:\WWitch' という行を適宜書き換えて下さい。(デフォルトではC:\WWitchのはずです)

◎取り扱い・免責など

Humming Catはフリーソフトです。使用にあたって、許可を得る必要や 代金を支払う必要などはありません。 再配布・転載もアーカイブに手を加えない状態でなら構いません。 著作権は放棄していませんので、作者を騙ってみたり、対価を得たり することはやめて下さい。

他の作品(ゲームなど)へ組み込む場合には、アーカイブ中の一部の ファイルのみ取り出して同梱してもらっても構いませんが、 Humming Catを使用している旨をドキュメントなどに書いて頂けると 嬉しいです。(^-^)
組み込む対象の作品が営利目的の場合は、「あくまでゲームなどの 作品がメインで、Humming Catはその付属品であるとみなせる限り、 構わない」ということにするつもりです。
ただし、現在は控えて頂くほうが無難です。
NASMのライセンス文書に「商用利用もOKだが、我々(NASMの開発者)が 代価を請求することもありうる」というようなことが書いてあります(英文の 解釈を誤ってなければ)。また、NASMのライセンス形態が最近変わったようです ので、このあたりがはっきりするまで様子を見たほうがいいかと思われます。
もし営利目的の作品に組み込まれた場合、Humming Cat作者としては特に関知 しませんが、何か問題が起こった場合も「私は警告しておきました」という ことで、関知しない方針を通します。

ソースを同梱していますので、解析・改造などもご自由にどうぞ。 ただし、改造版を配布する際にはその旨を明記して下さい。

このソフトを使用した/使用しなかったことによる損害などについて、 作者は一切の責任を負いません。 また、作者はこのソフトのバージョンアップ・バグ修正などの 義務を負いません。


◎謝辞

まだβ版とも言えない段階のHumming Catの人柱になって下さり、 いろいろとアドバイスして頂いているryukさん にこの場を借りてお礼を述べさせて頂きます。

◎作者連絡先

Web: http://www.ne.jp/asahi/myu/doi-hiro/
E-mail: doi-hiro@asahi-net.email.ne.jp  土居 弘幸

◎どうでもいい裏設定

Humming Catは、魔女さんが飼っている猫です。たぶん茶色の縞模様。
魔女さんは、他に黒猫も飼っています。2匹はとても仲良しです。
(EOF)